検索シェアはリアルタイムで調査がされており、statcounterにて公表されています。(参考URL:https://gs.statcounter.com/search-engine-market-share)
ここでは日本の検索シェアの推移についてご紹介します。
■ 日本 PCの検索エンジン使用率ランキング(PC)
2020年1月から2024年1月の4年間では、2022年の2月にBingがそれまで2位だったYahoo!のシェアを抜いたというのが、大きな特徴となっています。これは、3つの理由が考えられます。
1.Windowsに搭載されているブラウザのEdgeでデフォルト検索エンジンとなっているため
2.chatGPT(生成AI)が誕生した
3.セキュリティリスクの軽減のため、社内で使うブラウザをEdgeだけにしている会社が増えた
この中でも時期的に3のセキュリティリスクの軽減を考えたところが多くなったのでないかなと推察しています。
2024年1月時点でのシェア率のランキングは以下の通りとなります。
1位 Google 74.74%
2位 Bing 15.76%
3位 Yahoo! 8.04%
4位 Baidu 0.32%

■ 日本 スマホの検索エンジン使用率ランキング(mobile)
2020年1月から2024年1月の4年間で日本のスマホ検索エンジンシェア率に大きな変化はありませんでした。特徴としては、2位のYahoo!が16.59%とPCに比べ高いシェアがあることです。
日本のスマホはAndroid、iPhoneが主流です。ここに変わるOSがほぼ流通していません。Androidの開発会社はgoogleです。そのため大幅なシェアを押さえています。
昔(今もあるか)WindowsPhoneをMicrosoftが販売しておりましたが、あまり人気が出なかったようです。
2024年1月時点でのシェア率のランキングは以下の通りとなります。
1位 Google 81.09%
2位 Yahoo! 16.59%
3位 Bing 1.04%
4位 CocCoc 0.35%

■世界 PCの検索エンジン使用率ランキング
2020年1月から2024年1月の4年間で世界のPC検索エンジンシェア率に大きな変化はありませんでした。
世界では、日本よりもよりGoogleがより多くのシェアを占めていて、2位のBing、3位のYahoo!の割合は少ないというのが特徴です。
2024年1月時点でのシェア率のランキングは以下の通りとなります。
1位 Google 81.95%
2位 Bing 10.51%
3位 Yahoo! 2.67%
4位 YANDEX 2.42%
■ 世界 スマホの検索エンジン使用率ランキング
2020年1月から2024年1月の4年間で世界のスマホ検索エンジンシェア率に大きな変化はありませんでした。
世界のスマホの検索エンジンはほぼ全てをGoogleが占めているといってもいい状態です。2位のYANDEXでも1%代で3位以下は1%未満です。
2024年1月時点でのシェア率のランキングは以下の通りとなります。
1位 Google 95.32%
2位 YANDEX 1.52%
3位 Baidu 0.96%
4位 Yahoo! 0.47%
まとめ
日本国内では、bingの成長が著しくいつの間にやら国内2位。さらにGoogleのシェアを奪い取っているようになってきました。これも生成AIの誕生による影響とセキュリティリスクの高まりが関係してきているかと思います。
ただその目は、個人のスマホ迄はまだ届いておりません。
この視点で考えるとPC(会社都合もある)、SP(PCよりもリアルなシェア)という気もします。
SEOでも生成AIの誕生によりユーザーの検索行動の変化が現れると多くの方が予測していますが、どのように変化していくのかまでは誰にも分っていません。今後の調査結果が楽しみです。