こんにちは。SEO対策をつづけて早20年。リサーチ合同会社 中津川です。
さて、皆さんSEO対策に精を出していますか?思った通りの結果が出てればOKですし、でてないなら日々なぜなぜとなっていると思います。SEOは、難しいと思いがちですが上位表示させるためにコツがあります。
確かにSEOはどんどん複雑化してきており、もはやキーワード検索で上のほうにサイトを表示させるだけをいうのではなく、サイトの表示速度、UI・UX、ニーズの汲み取り、重宝される情報の掲載、検索結果の表示のされ方、discoveryへの掲載、マップ、画像検索…etcとやらなくてはいけないこと、影響範囲がとても大きくなっています。
SEO担当といわれていたのもいつの間にやらサイトディレクターぐらいの知識がないと難しいというところまで来ています。
さてそんな中、ここでは単純にキーワード検索、つまりgoogle検索において記事コンテンツで上位位表示を実現させるための方法に的を絞り解説したいと思います。
超基本的なSEOではあるものの難しいことです。レベルとしてはこれからSEO対策で記事を書こうかなと考えている初級者向けになります。 記事を今後作成する方の参考となれば幸いです。
1.正しいキーワード選定をしているか

まずはキーワード選定です。
1-1.ノープランで記事は書かない
どんな記事を書くかの前にどんなキーワードで上位表示をしたいかを考える必要があります。
まず最初にやりがちなのが何も決めないで、とにかく思いつくままに記事を書くというやり方です。狙いたいキーワードを決めないと、その記事の内容は自分の得意な内容や好きな文章になりがちです。あなたの文章が好きな読者に対してならそれで結構ですが、やりたいことはSEO対策です。狙ったキーワードで上位表示です。
となるとこのやり方でやってしまうと大概の人が結果につながらないはずです。なぜならばSEOでは、googleがコンテンツを評価してランキングしているためです。 つまり、googleの意思に合致していないと上位表示は難しいためです。
ノープランで書くと検索数のないキーワードでは結構上位表示するのですが、本来のビジネスにつながるであろう有効なキーワードでは全く結果が出ないということはよくある話です。
1-2.人気のキーワードを狙えば良いということではない
狙いを持つということは理解できたあなたに問題です。
ある街の不動産屋さんが「マンション」というキーワードで自社のHPを上位表示をしたいと考えてるとします。
このキーワード選定は正しいでしょうか、誤っているでしょうか。
正解はOUTです。絶対にやめたほうがいいです。
別の言い方をすると、完全に無駄ということになります。
理由は簡単でKW「マンション」はとてもとてもビッグ、超ビッグワードです。検索結果ページを見てわかる通り大手企業のポータルサイトばかりが表示されています。

SEOでは相対的に順位が決まりますので、このようなキーワード(KW)で競合サイトよりも上位表示させたいならそのサイト以上にコンテンツやオーソリティなどが必要となってきます。つまり身の丈を超えるキーワードは選ばないということです。
大手ポータルサイトはこのメディア運用だけでビジネスが成り立っており数億円~数十億円の規模間でメディア運用をしています。小さな不動産屋さんがこの規模でメディアを運用するというのは現実的ではありません。
1-3.検索数をしっかりチェックする
キーワードには、月に何回そのキーワードで検索されているのか月間検索数というものが存在しております。月10回しか検索されないキーワードで1位をとったとしてもサイトに来るユーザー数はたかがしれています。
逆に100,000回も検索されているキーワードであれば、そのキーワードだけでかなりのユーザー数がサイトに訪れることになります。1位表示ともなるとおおよそ20%のユーザーがサイトを訪れます。つまりこのキーワードの場合20,000ユーザーが訪れることになります。
このようにキーワードによって上位表示したときの効果はバラバラです。もちろん検索数の多いキーワードは多くの競合サイトが存在しており、逆に少ないキーワードであればそこまで競合はいません。
一番良いのは、検索数があって、競合が少ない、または勝てそうであることです。
検索数は、基本的にgoogleが無料開放しているキーワードプランナーというWEBツールを使います。リスティング広告利用者であれば月間検索数を調査することができます。利用していない場合だと月間検索数500~10000というような大まかな数値表示となります。
1-4.自社サイトで表現できることか、対応できることか
そして忘れがちなのが理想ばかりが先にいってしまって、そもそも自社サイトで表現していい話のものなのかという点です。
例えば、「~ 比較」 といったキーワードです。 このようなキーワードはあからさまに比較的要素を求められています。 「~ 比較」とあって比較要素が全くないサイトは上位表示されません。
では、上位表示を目指して、比較要素を入れようとするとなると競合他社のサービスについても記載する必要があります。通常の自社商品サービスを案内しているページ、サイトに実名出して他社の商品情報を比較掲載するのは非難や訴訟のリスクを多大に含むため大きな問題があります。
このように比較、相場、最安値、評判など第3者から見ても公平性が必要となってくるものは、どうしてもそのサイトによって掲載することが対応不可能なことがあります。
2.記事コンテンツはこのようにして書きましょう
キーワードマーケティング(選定)のやり方がわかってきましたら、キーワードをテーマに置き換えて記事の作成へとはいっていきます。 ここでは記事を作成していくにあたり気を付けたいことをまとめていきます。
2-1.ライターとの意図のズレ
記事を自社で書いていくというのであれば修正がきくのでさほど問題はないのですが、外注に出す場合、ライターさんの得意不得意の見極めと、文章の癖、会社の違いなどから発生する発注意図とコンテンツのずれは本当によく発生します。
この部分が発生しないようになるべく細かな指示出しを行うようにしてください。
ありがちなのがライターと発注者の思いの温度の違いです。ライターさんは何本もほかにもライティングをしていることからさっさと作業として片づけがちです。逆に発注かける側、いろいろな思い、これまでの編集をやってきた温度感、そもそもそのコラム全体の流れ、癖などをイメージしています。
例えば日本料理一色の中に、イタリア料理が入ってきたら「えっ!」となると思います。その日本料理のような色というのが何かしら発注者の頭の中には存在しているものです。その色を間違えないように上手にライターに指示出ししないとどんなにすごいライターでも無理なものです。
「ジャガイモ料理作って。」といって出来上がってから日本料理風ではないのでだめですとならないように先に伝えます。
2-2.タイトルに必ずキーワードを入れる
超基本的な話ですが、相も変わらずタイトルにキーワードははいっているのと入っていないのでは大違いです。上位表示サイトでキーワードが入っていないことは99.9%ありません。
必ず狙っているキーワードはタイトルに入れてください。
2-3.競合のコンテンツを理解する
上位表示している競合サイトの保有コンテンツを把握することでその傾向がわかるようになります。
特に記事コンテンツにおいては上位表示しているページの文章構成からgoogleが評価するであろう、必要としているであろうコンテンツは推察可能です。
なぜならば検索結果はGoogleが評価を高くしているサイトから上に並ぶ特性があります。それは上位にいるサイトが保有しているコンテンツはgoogleが評価を高いと判断しているためです。上位表示サイトが保有しているコンテンツは必要とされている可能性が高いということになります。
例えばSEOという検索キーワードで検索します。

図の通り、記事ページばかりが上位表示しています。つまり記事コンテンツが「SEO」というKW検索では高い評価を受けやすいということになります。
上位表示サイトは、SEOとは何か、SEO用語を多方面から解説しています。初心者向けにわかりやすくです。このことから上位表示させるためにはSEOとは何かという内容のコンテンツを細かく作成することでその可能性が高まると推察できます。
さらに関連ワードや共起語を考えていく必要があります。
2-4.関連語、共起語を忘れずに

SEO施策でいう関連語とはそのキーワードとの関係性が高い。一緒に検索されるようなキーワードのことです。例えば SEOであれば SEOアルゴリズム 、 SEOアップデート SEO検索 などです。このようなキーワードは同じ記事内に入れることで順位改善にも貢献し、かつそれらキーワードでも上位表示する可能性が出てきます。
関連語の他に共起語というものがあります。これはあるキーワードと同時もしくは頻繁に出現する単語を指します。SEOでいうと 対策、ツール、順位 などになります。 基本的にSEOの記事を書いていればこれら共起語は基本的に入ってくるものです。
2-5.文字数は気にしない
よくSEO系の記事で2000文字ないとだめとか3000文字以上ないと評価されないなどありますが、これは迷信です。
そのキーワードについて必要となる情報をまじめに書いて、評価されるようになったらたまたまそのぐらいの文字数だっただけです。これがまわりまわってそのぐらいの量が必要という迷信となって広まってしまったようです。
Googleが評価するであろうコンテンツ・必要情報を競合以上にサイト内に保有していれば文字数に関係なく上位表示します。
2-6.アップロード、チェック、リライト
やっと記事をアップとなるのですが、その後1~3か月しても全くどんなキーワードでも順位がうんともすんともしない場合は、記事内容を改修することをお勧めいたします。
慣れていない方が一発で結果を出すのは至難の業です。再度リライトしてアップロードすることを推奨いたします。
すでに母体ができているものを一部構成変更や、つけたしなどをすることになります。こうすることで小さな労力で大きな結果につながる可能性があります。
3.まとめ
記事コンテンツで上位表示するために、これまでの解説の通りやっていけばきっと結果が出てくるはずです。とにかく、現状分析⇒計画⇒実行⇒評価・分析⇒計画改善 の繰り返しです。そのためにも現状分析は基本中の基本となります。
まずはどのキーワードで自分のサイトが何番目にいるのかを把握します。 ここからSEOはスタートします。
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