凄く久しぶりの記事となりました。新しいツールの開発でかなりバタついていてという言い訳をします。笑

さて、今回はPCとスマホで検索順位が結構違うよというお話です。

みなさんこの2つのデバイスで順位がイコールではないことはご存知かと思います。違う理由は、モバイルインデックスが導入されており、基準順位がモバイル、PCは+αとなっている点であったり、PCとスマホというデバイスの違いで検索の仕方が変わってくる点が挙げられます。

さてどのぐらい違うものなのかご存知の方はいますか?「変わったとしても1,2位ぐらいの差でしょ?」とおもってますか?
実際にどのぐらい差異が生まれるものなのかキーワード別に調べてみました。

基本的にエリアがかかわってくると検索場所のIPアドレスを読み込むので結構変わるのですが、エリアが関係なさそうなキーワードではどうなのでしょうか? いろいろなキーワードで実際の順位を図ってみました。 ちなみに私の会社は足立区なので足立区がいっぱい並ぶことがあります。その辺はご容赦を。

食べ物屋さんや雑貨や病院のキーワード

食べ物屋さんやお店関連(路面店)などは大きくローカル検索の影響をうけます。PCであればそのPCがある地域のものがでます。SPの場合は、SPが接続している中継地のものが出てきます。お店なので行けるところ、行きやすいところが出るのは当然ですね。足立区の住民に博多の情報出しても意味がないですものね。さすがGoogle様です。調査日は2021年9月27日です。

キーワードPC1位PC2位PC3位SP1位SP2位SP3位
旨いラーメン屋tabelogrettyじゃらんじゃらんrettyretty
おしゃれな雑貨店暮らし―のWASABILet’s ENJOY TOKYO暮らし―のWASABILet’s ENJOY TOKYO
病院大高病院ホスピタルズ・ファイル東京消防庁大高病院ホスピタルズ・ファイルドクターズ・ファイル

特徴的なのは東京消防庁の存在でしょうか。スマホには出てきません。スマホの方が緊急性が高そうな検索結果が出てくると思いきやPCに出現。 このあたりの要因はよく分からないですが、上記のような表となりました。

不動産関連のキーワード

マンション、賃貸、賃貸アパート等いろいろエリアワードの相性がいいものがたくさんあります。ビッグワード単体での状況やエリア掛け合わせなども観ていきます。

キーワードPC1位PC2位PC3位SP1位SP2位SP3位
マンションSUUMOathomehome’sSUUMOathomehome’s
アパートSUUMOhome’sエイブルSUUMOhome’sエイブル
賃貸 赤羽SUUMOhome’sスマイティSUUMOhome’sスマイティ

驚くべきことに不動産関連は、PCとスマホは同じ検索結果になりました。ただ、7位ぐらいからはパラパラ入れ替わりがありますなら7位だけどSPだと8位、といった感じです。他の路面店と比べると非常に小さな範囲での順位相違になります。

金融関連のキーワード

金融関連も非常に大きなキーワードがたくさんあります。FXなんていまだに引っ張りだこなキーワードです。さらに仮想通貨なども今では出てきています。クレジットカードなんてのもありますね。超超ビッグワードが並ぶ金融系はこんな感じでした。

キーワードPC1位PC2位PC3位SP1位SP2位SP3位
FX 楽天FX 外為どっとコム auじぶん銀行 楽天FX外為どっとコムauじぶん銀行
仮想通貨取引bitFlyer暮らしの全部MoneyGrowth 暮らしの全部 MoneyGrowth 楽天ウォレット
クレジットカードJCB三井visa価格.comJCB三井visa価格.com

「FX」も「クレジットカード」も5位まで変化はありませんでした。ただ、6位以下なってくるとマンション等よりもはっきりと順番が相違していました。
そして「仮想通貨取引」については、PCで1位のbitFlyer(ビットフライヤー)がSPでは10位以内からいなくなっていました。すごいこの差は。1位ともなるとクリック率は20%以上が期待できます。このクリック数が無くなると思うと恐ろしいです。

人材系キーワード

検索広告でもCPC超お高い人材キーワードではいかがでしょうか。人材系は思いっきりデバイスの差が出そうな気がします。

キーワードPC1位PC2位PC3位SP1位SP2位SP3位
人材派遣スタッフサービスウィルオブ 日本人材派遣協会 スタッフサービス ウィルオブ 日本人材派遣協会
バイト募集タウンワークバイトルindeedタウンワーク バイトル indeed
看護師求人indeed求人ボックス価格.comindeed求人ボックス 医療21

人材系を代表するキーワードは、すべて10位以内まで全く同じ結果となりました。もっと荒れるものかと思っていましたが全くの逆です。人材キーワードについてはスマホ側の順位だけを押さえておけば大方間違いが無いと言えるかもしれません。

BtoB系キーワード

PCがもっぱら主流のBtoB業界系のキーワードではどうでしょうか。

キーワードPC1位PC2位PC3位SP1位SP2位SP3位
CRMツールITトレンドe-セールス notePMITトレンドe-セールスferret
MAシステムMARKETOsunbridgeList FinderMARKETO sunbridge List Finder
ICチップタビーカ デンソーウェーブ Wikipedia タビーカWikipediaデンソーウェーブ

BtoB系のキーワードも他キーワードと大きな変化はありませんでした。しかしキーワードによっては2位と3位が入れ替わっていることが散見されました。
PCからの検索が多くなるため何かしらの変化があると思ったのですが、関係なかったようです。

結果まとめ

もっと3,4位ぐらい違うキーワードが出てくるかと思いきや、ほぼ1順位ずれがほとんど、さらに5位以内というところだとPCとSP両方とも同じ検索結果となっていました。ずれる場合も入れ替わりが多くPCで7位にいたらSPで8位、その時はPCで8位のサイトがSPでは7位というようなものでした。
私の3,4年前の記憶だとずれ方も3ランクぐらいのズレならあったような気がするのですが、昨今はモバイルファーストインデックスの普及も高まり、大きな差とはなりづらいのだと思われます。
今回10位までで見ましたが、実際11位以下となるとPCとSPの順位差は大きくなることが予測されます。