Googleのアップデートは基本的に今では自動化されており、小規模での変動も日ごろから起きるようになりました。

しかし以前のように大規模のアップデートは行われており、2019年は4回程度発表もされました。いわゆるコアアップデートになります。

■2019年-2020年のコアアップデート実施日

  • 2019年3月13日:「優れたコンテンツの作成以外に、評価の良くないページに有効な対処法はない。 時間が経つと、あなたのコンテンツが他のページと比較して上昇することがある。」
    ⇒健康や医学関連が特に変動。人材×エリア掛け合わせ、EC関連キーワードが主に変動
  • 2019年6月3日:「明日、1年に何度か行う幅広いコアアルゴリズムアップデートをリリースします。このアップデートは”June 2019 Core Update”と呼びます。」
    ⇒健康や医学関連が特に変動。人材×エリア掛け合わせ、EC関連キーワードが主に変動
  • 2019年9月24日:「本日、1年に何度か行う幅広いコア アップデートをリリースします。このアップデートは”September 2019 Core Update”と呼びます。」
    ⇒健康や医学など生命に関わるワード、心身の状態に関するワード、 美容整形系ワード、人材関連のエリア掛け合わせワード、EC関連が主に変動。
  • 2020年1月13日:「本日この後、1年に何度か行う幅広いコアアルゴリズムアップデートをリリースします。このアップデートは” January 2020 Core Update”と呼びます。」
    ⇒健康や医学など生命に関わるワード、心身の状態に関するワード、美容整形系ワード、不動産建築系ワードが主に変動。
    特に2018年時に下落した健康系メディアにいくつか復活が見られた。おそらく権威性部分よりもコンテンツの質でかつ信頼性があるメディアを上位にだすという仕組みに代わっています。

コアアップデートは基本的にサイトのコンテンツの在り方についての更新が主になります。

ユーザーファーストのコンテンツを作成する。これに尽きるのですが、その根拠はいろいろな検索ビッグデータとの関連から作られています。

最近のコアアップデートの傾向

ここ最近、私が行う定量・定性調査から感じることは以下の傾向になります。

  • YMYLにより厳しくなった。
  • E-A-T要素がとても重要になってきている。
  • 特にAuthoritativeness(権威性)が重要
  • 単純に自社サイトだけではなく、他広告、SNSとの連携も大切になってきた。

皆さん感じていると思いますが、YMYLつまり「Your Money or Your Life」関連に対してのコアアップデート時の影響度が本当に大きい。特にLifeは2018年~2019年は最も動いたのではないでしょうか。この業界のSEO担当者は本当に苦労していると思います。

依然とはうってかわっていわゆるメディアはほとんど上位表示されないようになりました。唯一様々なキーワードで上位表示している健康メディアはメディカルノートのみです。それ以外は主に病院のサイトになります。

2018年、19年とLife関連の方からご相談をいただくことが多々ありましたが、コンテンツの質だけでいうと圧倒的に不自然さが目立つ検索結果でした。明らかに権威性が働いているのは間違いないと思いました。この権威性をつけるのは非常に難易度が高く、もはや自社サイトの改善だけでは実現が困難でした。

今は幾分か権威性は落ち着いて、コンテンツの質という点での勝負になってきていると思われます。

もう内部・外部施策だけの話ではない

もうSEO対策をしっかり行っている方々は感じていることだと思いますが、内部施策、外部施策だけがSEO対策ではなくなってきています。その検索キーワードにおける第一人者としてのブランディングこそがSEO対策で最も必要な要素になってきています。

よって他広告やSNSとの連携がとても大切になります。それらに対する対応が認知拡大、評価、外部リンク、知名度の高さになり、CTRの改善等につながるからです。つまり、新商品より、既存のシェア率の高い商品の方がSEO対策には向いていることになります。
新商品であればあるほど、長期的観点でのSEO対策が必要となります。キーワードの難易度にもよりますが、少なくとも1年は見るべきだと思います。

記事の隆盛時代は終わり?!

ここ数年は記事コンテンツ制作が隆盛しており、記事からの流入数は増えました。いまだにこのSEO対策は1つの良いやり方で流入数を稼ぐことは可能です。しかしサイト本来の目的であるコンバージョンに結び付きにくい弱点があります。また、記事コンテンツからのナーチャリングで画期的な方法はいまだに開発されていない現状があります。

どのSEOマーケッターもこのナーチャリングには苦戦していると予測されます。できるところからとなると、直帰・離脱防止ツールやチャットツールの導入、関連するコンテンツへの内部リンクの導入等があると思います。
もちろんこれらの方法もよいのですが、あくまで二番煎じ感は否めません。
もっともやらなくてはいけないことは、そのキーワードの検索動機は何なのか、ユーザーのインサイトを押さえることです。

例えば半導体で検索したユーザーがいるとします。おそらく以下の検索動機が考えられます。

  • 半導体を買いたい
  • 半導体がなんなのかを知りたい
  • 半導体を売りたい
  • 半導体が何に使われているのか知りたい
  • どこのメーカーが半導体作っているのか知りたい
  • 半導体メーカーの株価を知りたい
  • 半導体業界の事をしりたい

上記を見てわかる通り、キーワードによってはキリが無い動機が考えられます。これら1つ1つを分解、整理整頓し、自社サービスのターゲットとしてクラス分けを行い、クラス別で施策を考えていくことが大切です。

私ならSEOの順位を上げるための記事制作とターゲットに合わせたコンテンツを合わせて用意するという施策を取ります。もちろんその時のコンテンツに対する施策はSEOに限りません。その他広告・SNSについても指示提案を行います。

もちろんこのやり方が、正解ではないかもしれません。SEO流入からのナーチャリングは、今後のSEO業界での大きな課題となりそうです。
これについての鉄板のやり方を考え付いた人が次世代の人気SEOマーケッターとなるのでしょう。

さて、別件ですが、SEOの順位取得ツール「ORR」(オーアーアーと呼びます)が順位取得できるメディアも分けることで料金が月80円から使えるようになりました。3キーワードまで今のところ無料でも使えるので触ってみてください。

クラウド型SEO順位ツール「ORR」はこちらから機能を確認できます。

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